【自分でチャンスをつくる】『安藤忠雄 仕事をつくる-私の履歴書-』を読んで思ったこと。

今回読んだ本

安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書

この本を読んだきっかけ

私は、安藤忠雄にあこがれているのかもしれない。いやそうに違いない。ちょうどこのブログを始めて1ヶ月ほど経った。その思いは確信に変わっている。安藤忠雄も独学で建築を勉強し、巨匠となったわけだが、そこに自分を重ねているのだろうか。

自分にとっては新しい挑戦をしている中、「仕事をつくる」というタイトルと、常に挑戦を続ける安藤忠雄氏の姿に惹かれ、この本を読んでみた。

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「チャンスは自分で作る」安藤忠雄の姿に共感できる一冊

この本は独学で建築の巨匠に上り詰めた安藤忠雄氏の生い立ちから、様々な人と出会い成長していく姿、巨匠となった後も次々に挑戦を続ける姿が描かれているエッセイ。もともとは「私の履歴書」という雑誌のコラムをまとめている本なので、文章も短く、空き時間にさくっと読める。全体を通したテーマは、本のタイトルにもなっている「仕事を自らつくる」ということ。

様々な壁が立ちはだかる中で、自分がおもしろい、もっとやってみたいと思ったときに、そのチャンスをいかにして作ってきたかという安藤忠雄の姿勢を直に感じることができる。

しつこく挑戦、次の糧に

安藤忠雄氏の粘り強さがわかる一文を紹介したい。

公募型のコンペなら、数百の設計事務所がライバルとなる。建築のアイディアだけを武器に戦いぬけるのは容易なことではない。どんなに力を注いでも負ければゼロだ。でも、そのアイディアは、きっと次の建築に生きる-そう思って、しつこく挑戦を続け、連敗記録を更新する。

コンペは建築家にとって真剣勝負だから、競走者の優れた案を見ると、力量の差をおもいしらされ、恐ろしい。正解は一つではないが、明らかな優劣は致し方ない。現実を突きつけられ、負けからまた学ぶ。しかし、そういった不安と緊張感の中でしか生まれない創造力がある。挑戦しなければ向上は望めない。

「熱意が人を動かす」
さて私に熱意はあるか?

この本を読んでみてズーンときたのは、「熱意が人を動かす」「本当にやりたいことは孤独を耐えてでもひたむきに勉強し続ける」ということ。安藤氏が大阪の経済界の重鎮たちに気に入られたのは、熱意があるからだったんだなぁと思った。「あぁこの人面白そうや、助けてあげたいな」と思わせるほどの熱意。そこまでの「熱意をもてるもの」がいまの自分にはあるだろうか?その「熱意そのもの」があるだろうか?そんなことを自問自答した。

チャンスは待つな、自分でつくる。

どうやったら安藤忠雄の様な人生を歩めるのだろう。最後に振り返って自分の事を考えてみたり。

現在、私はwebディレクターとして働いている。大学時代は思いっきり文系、新卒で入社した会社も書籍の営業職。webの仕事は未経験、全く知識がなかったが、いまではそこら辺のディレクターよりもスキルは高いだろう。多くは自分で勉強した。htmlやCSSやphp、UI/UXなどひたすら本をよんで自分でつくっては調べ、作っては調べを繰り返してきた。結構自信がある。でも「チャンスを自らつくる」という経験はまだあまりしていない気がする。

そろそろチャンスの準備じゃなくて、「チャンスをつくる」こともやってみるか。。。

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