『高橋コレクション』とは。国内最大の現代アートコレクションを解説!(後編)

草間彌生と高橋コレクションの関係

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高橋龍太郎氏は2度大きな出会いを果たしている。
はじめは、学生時代。
草間彌生がニューヨークで前衛芸術の女王と言われ、裸の参加者に水玉をボディペインティングしたりしていたとき。
なんだか海外ですごいアーティストがいるぞ、と。
2度めは、40代になりクリニックの経営も軌道に乗り始めたとき。
この時既にコレクターとして活動を始めていた彼が、「No.27」を購入することになる。

草間作品を手に入れることで、全てが逆転したような、まるで、オセロゲームではじからはじまて一斉にひっくり返ったような感情に包まれたのだ。この三十年間のどこか暗い気持ちが全部ひっくりかえるるように思えた。…(中略)

以来、草間作品が、コレクションを形成していくメインエンジンのように、私を駆りたてるようになった。

出典:『現代美術コレクター』高橋龍太郎(講談社現代新書)

彼が所蔵する草間彌生作品は、56点にもおよぶ。(HPで紹介されているものを計数)
『少女たち-愛はとこしえ』
『鏡の部屋No.3』
『かぼちゃ』
などなど、、、
先日草間彌生展も開かれましたが、このコレクションを見るだけでも壮観です。

熊本の高橋コレクション展では『かぼちゃ』が前面に。

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『高橋コレクション』を見るには企画展がオススメ

さてさて、こんなに素晴らしい高橋コレクション。

実は、全国で定期的に巡回を行っていて、タイミングさえ合えば見ることが可能。

どうしても見たい方は旅行がてら行ってみるのもオススメ。

過去に開催した展覧会

2017/7/22 – 8/27  山形美術館

高橋コレクション・マインドフルネス2017

2017/4/8 – 6/11 熊本市現代美術館

高橋コレクションの宇宙

2016/11/3 – 2017/1/22

高橋コレクション マインドフルネス | 2016

2016/7/16 – 9/25 金津 創作の森 (福井)

ぐるっと展望!現代アート入門 ―高橋コレクション―

過去の流れを見ると年2回は展覧会を定期的にやっているみたい。

いやーすごいですね。

気になった方はぜひ、足を運んでみてください。

高橋コレクションについてもっと詳しく見たい方はこちら。

http://www.takahashi-collection.com/

追伸:

この前行った「写経老人A」にも「個人蔵」と言う名の高橋コレクション蔵の作品があったなぁ、、、本当すごい。

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